クリニックの特徴と診療理念


私たちの診療理念

1.ベスト・プラクティスをご提供します。

2.薬に頼らない治療を徹底的に大切にします。

3.一人ひとりの羅針盤を作り、一緒にゴールを目指します。

4. 学校・職場・地域での日常の支援につながる連携をします。

5.問題が起きる前からの早期対応に力を入れています。

クリニックの特徴

アセスメント・診断については自由診療を
原則としています


 発達障害の支援の原則は多職種連携です。医療の役割は、その連携のなかで、早期の診断を行い、特性理解を深めていただいたうえで、療育や教育など適切な支援につなぐこと、同時に併存症状の診断とその早期治療と予防のための心理教育がその主要な役割と考えています。

 適切な療育や教育での支援を受けていただくためには、的確な早期診断が重要です。また生きづらさの大きな原因は、必ずしも発達障害だけとは限りません。それに伴う、うつや不安といった併存症状が関連することが多いので、発達障害の診断だけでなく、包括的なメンタルヘルス全般のアセスメントと、併存症が確認されたら適切な治療をすることがとても重要です。

 日本では、国レベル、学会レベルでの「発達障害診療ガイドライン」はまだ存在しません。国際的なガイドラインに準拠した診療のベストプラクティスを行うには、現在の保険診療制度では、一人の患者様に十分な時間をかけて専門的な面接を行ったり、高度なアセスメント検査を行ったり、一人の患者様に複数の多職種専門職がていねいにかかわったり、などが難しいといった課題があります。時間を十分かけないで診断を行い、その判断のもとでいったん治療を始めてしまうと、途中に見直すという作業が大変難しくなります。

 私どものクリニックに来院された患者様のなかには、複数の医療機関を経験し、それぞれ別々の診断を受けたという方がおられます。何年も治療を続けてきたが何も変わらない、と来院されて、あらためて包括的なアセスメントを受けた後、診断が変わり、治療法も変わり、症状が楽になる方向に向かいつつあるという方も少なくありません。

 当クリニックは、日本の発達障害のベストプラクティスを目指します。当クリニックは、医療の重要な役割である「診断プロセス」を大事にします。多職種連携をベースとする丁寧なアセスメントにしっかりと時間をかけて、本当に必要な治療や支援が何なのかについて、避けなければならない対応や治療はどういうものか、などこれからの人生のための羅針盤となりうる方向性を、ご本人やご家族、そして支援者の方々と共有していくことを目指します。また併設する研究所では、このような私たちの手法を実証的に検証し、質の良い臨床から生まれたエビデンスの社会への発信も行なっていきます。(診療費用はこちら)

学校や職場、療育などとの情報共有を
大切にしています


 アセスメントコースの最終回までに、それまでに患者様やご家族から得た貴重な情報を整理し、医師や心理士のそれぞれの専門的観点からあらゆる可能性を話し合った結果、到達した最終判断をサマリーとして作成いたします。よくある検査結果のコピーではありません。すべての情報を統合した私たちの解釈と対応法のガイダンスを、院長が執筆いたします。執筆者は院長ですが、そこに至る過程でクリニックスタッフ全員がかけた労力を一ミリももらさないように努めています。10ページ近くになることもありますが、いつもサマリーを作成する度に執筆している私自身、霧が晴れて光が見えてくる体験をいたします。サマリーについても、患者様にお渡しする前にはスタッフ全員で再度、検討をいたします。

 そうやって作成したサマリーを長く大切にして役立てていただけるのはこのうえない喜びです。育児に悩んだ時には読み返している、というご家族おられます。祖父母など家族の中での共有に役立ていただけるとうれしいです。また学校や職場の関係者の方にもコピーを渡して読んでもらっているという方もおられます。まあご要望に応じて、学校や職場向けの意見書・診断書(日本語、英語)も作成いたします。生活の場でその方に合った配慮が増えれば、生活しやすくなるはずです。

 医療に関しては、小児科、精神科のかかりつけ医の先生方とも連携して行っている実績があります。かかりつけ医の診療に役立てるセカンドオピニオンも提供しております。今日では専門機関だけでなく、身近な地域医療においても発達障害への関心と理解が広がってきました。地域医療とのつながりも大事にしております。

薬を使わない治療を徹底的に大切にします


 近年、ASDやADHDの診断に続いて、安易に薬物治療が行われる風潮が強くなっています。またその傾向は幼児に対してもそうであり、薬物治療の開始が低年齢化しています。こうした傾向に対して、国際的に主要なガイドライン(イギリスの国立医療技術評価機構(NICE: The National Institute for Health and Clinical Excellence)や米国の小児科学会などが作成するガイドラインなど)は、警鐘を鳴らしています。

 ASDに対して、有効性が確立している治療法に、薬物による治療はまだありません。磁気刺激によるTMS治療もエビデンスはありません。唯一、行動的治療法が有効性のエビデンスがあるのです。

 児童青年の診療ガイドラインでは、ASD、ADHD、そして両者の合併の場合でも、まずご本人と家族が特性を理解すること、特性に合った環境の調整を行い、その後にペアレント・トレーニングや専門家による療育を受けることを推奨しています。薬物治療は、これらの手順に従ってもなお効果が見られないような、重度ケースに限定することと述べられています。手順を踏まないで開始された薬物治療は、出口がないまま続けられてしまうリスクが高いのです。

 不安やうつといった併存症状が確認された場合は、診断別に標準的な治療ガイドラインがありますので、それに従って症状に応じた治療を行います。その場合も、薬物治療だけより、心理治療も大切な理由は、お薬は症状を軽減しますが予防はできないのに対して、適切な心理治療は症状軽減だけでなく、予防に役立つからです。

 当クリニックでは、治療は自由診療あるいは保険診療をお選びいただけます。

診療内容

幼児のための家族相談とアセスメント・コース(2歳~6歳のお子さま向け)
(幼児アセスメントコース)


 育児に難しさを感じて悩んでおられるご家族には、このコースをおすすめします。

 言うことをきかない、すぐにかんしゃくを起こすなどといった就学前のお子さまの行動には、その子なりの理由があるものです。かんしゃくを起こしやすいからお薬で治療するというのではなく、まずはお子さまの発達特性をアセスメントし、その子に合ったかかわり方についてアドバイスするためのコースです。

 お子さまとご家族のお困り事に合わせて、アセスメントはテーラーメイドで組み合わせて行います。基本的には、発達検査、対人コミュニケーションに関する検査(ADOS検査)、その他、幼少期からの生育歴、気質、適応スキルなどお子さまの発達状況や特性に関する全般的なこと、そして親子関係や育児でのお困り事、そして園での生活についてなどお子さまの生活すべてにかかわる大事な情報を、観察やご家族からのヒアリング、質問紙などを通して集めて、全体的に検討いたします(60分/セッション×3回)。このプロセスをじっくりとご家族と共有していくことで、ご家族にとっても新しい気づきの時間となることでしょう。

 総合的なアセスメント結果をサマリーとして作成いたします。フィードバックのセッション回(90分)ではアセスメントに関わったチームスタッフからご説明をし、日常の育児に取り入れていただける具体的なガイダンスをいたします。最終回(60分)は、実際にご家族がお子さまへの対応をどう変えることができたのか、具体的なお話しをうかがいながら、ご家族にとってやりやすいペアレンティングについて話し合います。ご両親だけでなく、祖父母の方、園の先生、カウンセラーの先生のご同席も歓迎いたします(合計来院回数5回)。(診療費用はこちら

 診断後、ご希望に応じて、別途、ペアレント・トレーニング(自由診療)、通常診療(保険診療)で引き続き、ご対応いたします。

児童青年のための家族相談とアセスメント・コース
(児童青年フルアセスメントコース)


 就学年齢では、学校での生活が子どもたちにとって重要な位置を占めるようになります。発達特性のある子どもにとっては、集団のルールに合わせることは簡単なことではありません。子どもなりにストレスを抱えながら無理をしている場合もあります。たとえ本人がそれをうまく説明できなかったとしても、必ずその子なりの意味があるものです。「問題行動」と一括りにしてしまうのではなく、まずなぜその行動が現れ、なぜ続いているかの意味について理解しようとすることが、支援の第一歩です。学校生活が順調でないお子さまにどう対応したらよいかご心配なご家族には、このコースをおすすめします。

 お子さんと環境が合っているかどうかを確認するために、お子さんの発達特性やメンタルへルスの状態をアセスメントし、その子に合った家庭での対応や教育的配慮についてアドバイスするためのコースです。

 お子さまとご家族のお困り事に合わせて、アセスメントはテーラーメイドで組み合わせて行います。基本的には、知能検査/発達検査、対人コミュニケーションに関する検査(ADOS検査)、その他、幼少期からの生育歴、気質、感覚特性、適応スキルなどお子さまの発達状況や特性に関する全般的なこと、そして親子関係や育児でのお困り事、そして学校生活についてなどお子さまの生活すべてにかかわる大事な情報を、観察やご家族との構造化面接や自由面接、質問紙などを通して集めて、全体的に検討いたします(90分/セッション、平均回数5回)。またお子様本人との面接(構造化および自由面接)も行います。このプロセスをじっくりとすすめることで、ご家族にとっても、ご本人にとっても新しい気づきの時間となることでしょう。

 総合的なアセスメント結果をサマリーとして作成いたします。最終回のフィードバックのセッション(90分)ではアセスメントに関わったチームスタッフからご説明をし、日常の育児に取り入れていただける具体的なガイダンスをいたします。親としての心構え、思い込みからの解放、これからの寄り添い方のヒントを一緒に考える時間を持ちます。その中で親自身の気持ちの整え方も考えてみましょう。ご両親だけでなく、祖父母の方、学校の先生、カウンセラーの先生のご同席も歓迎いたします(合計平均来院回数6回)。(診療費用はこちら

 診断後、ご希望に応じて、別途、ペアレント・トレーニングやサイコセラピィ(心理社会的治療)(自由診療)、通常診療(保険診療)で引き続き、ご対応いたします。

フォローアップ・アセスメントコース(お子さま向け)


 このコースは、幼児のアセスメントコースまたは児童青年のアセスメントコースを終了した方を対象に、およそ半年から1年後をめやすに、心と発達の健康診断として受けていただくことを想定しています。お子さまの成長したところ、まだサポートが必要なところ、もうサポートは必要がないところ、を確認することが目的です。児童期の成長は大きく、その成長に合わせた対応が必要となります。そうすることで、お子さまにとって必要なサポートを確認することができ、一方で少しずつ自立をすすめるためにサポートを控えた方がよいことも確認していきます。ていねいな面接と客観的にアセスメントを行うことで、見えてくるものがあるでしょう。アセスメント結果にもとづいて、今後の対応や必要な環境調整について話し合いを持ちます(60分/セッション、合計来院回数3回)。(診療費用はこちら

おとなのためのアセスメント・コース
(成人フルアセスメントコース)


 職場や家庭での対人関係にストレスを感じていたり、そのことでの生きづらさに長く悩んでおられる方に、このコースをおすすめします。当クリニックは、診断レベルではなく、症状レベル、さらにはその背景の認知特性のレベルでアセスメントし、お困り事への対応も特性レベルでご提案いたしますので、一度も専門家に相談したことのない方にも、またすでに発達障害の診断、あるいは別の精神疾患の診断を受けているものの十分納得ゆかないと感じている方にも、私どもメンタルへルスの専門家チームがお手伝いできることはたくさんあると考えています。

 日常生活をご自身の特性に合ったものに変えるという視点を持つことで、生きづらさが和らぐことはよく経験します。〇〇でないといけない、と長く思い込んでいた考えから自由になることは簡単ではありませんが、客観的なアセスメント結果を共有することで、ご自身の特性に合った対応法があることに気づいていただき、前向きな気持ちで身近な環境を整え、さらには今後の人生について、考える機会としていただけるような時間を共有できれば、と考えています。

 これまで長く苦しんでこられたご経験も、あとあとの人生にとって、意味がある可能性は大きいです。がんばってこられたその努力は、少し視点をずらすことで、これからの人生の支えになるかもしれません。長い人生の中で、もしもまた逆境に直面するようなことがあったとしても、次はもう少し楽に乗り越えられる、そういうきっかけとなるような経験をご提供したいと思っています。

 おとなの方の総合的なアセスメントは、その方のお困り事に応じてテーラーメイドで組み合わせて計画を立てます。1回のセッションには90分という時間をたっぷりとっておりますので、時間を気にせず、話したい事をお話しください。基本的な内容は、知能検査(得意・不得意の認知特性を知るため)、対人コミュニケーションに関する検査(ADOS検査)や感覚特性、ADHD、そして気分や不安に関するメンタルへルス全般の面接などを中心に組み立てます。ご家族もアセスメントにご来院いただける場合は、ご家族との面接や質問紙などを通して、幼少期からの発達状況や気質、学校でのご様子など、ご家族からみたご本人についてのご心配をうかがいます。これらの一連のアセスメント結果を総合的に分析し、ご本人のお困り事の背景にある発達特性やその他の精神症状について明らかにするだけでなく、お困り事を統一的に説明できるような仮説を立てます。私たちのアセスメントの強みはこの仮説を立てるプロセスにあります。

 最終回のフィードバック面接では、ご本人へ結果説明に加えて、今後、お困り事への対応法のアドバイス、そして将来の問題の予防についても話し合います。ご本人のご希望があれば、ご家族だけでなく、職場の方、ご友人の方のご同席も歓迎いたします(合計平均来院回数6回)。(診療費用はこちら

 診断後、ご希望に応じて、別途、サイコセラピィ(心理社会的治療)(自由診療)、通常診療(保険診療)で引き続き、ご対応いたします。

院長と心理士のチームでの診察/家族相談


 本来の発達障害診療は、単回診察ではほとんどできることは少ないです。系統的にすすめることで診断プロセスを完了し、心理教育とガイダンスまでを含めたものが、上でご紹介した各種コースとなります。しかしながら、発達障害を疑っているが受診した方がよいか決めかねている、ご本人に受診をすすめる前にご家族だけで専門家の意見を聞いておきたい、将来的には診断を希望するが、当面は時間がないので方向性だけ相談したい、といった方には、単回での診察をおすすめします。当院の自由診療での「診察」は、医師単独ではなく、心理士(必要に応じて1~2名)の合同面接としている点が特徴です。これまでの経験上、それぞれが専門とする視点から役立つアドバイスをすることで、ご相談者の満足や納得はより大きくなると考えているからです。ようやく心理士資格が国家資格となりましたが、まだ保険診療では熟練した心理士のスキルを活かせる仕組みが不十分です。当院では専門家集団として最大限のサポートができるように、独自にチームでの診察またはチームでの家族相談として対応しております。

 チームだからこそできることに、就学前のお子さまに対する子育て相談があります。親子で、また治療者とお子さまとで遊ぶ場面も作りながら、そのお子さまに合った最適な対応を一緒に考えて、ご提案いたします。

 お一人だけで、あるいはご家族だけで悩みを抱え込まずに、お気軽にご相談ください。初回は60分の枠組みとしておりますが、2回目以降は、30分、60分、90分とニーズに応じて診療時間をお選びいただけます。また継続をご希望の方には、6回回数券、12回回数券もご用意しております。(診療費用はこちら

Web相談


 遠方からの受診がままならない方、相談したいけれども電車での移動が不安という方には、オンラインを利用したWeb相談をおすすめします。(診療費用はこちら

 始めた当初は、対面でなくて十分にコミュニケーションがとれるだろうか心配しましたが、案外、オンライン面接も便利です。上でご紹介したコースを選んだ方も、一部の面接はオンラインということも可能です。診療に時間がかかる分、予定の調整で苦労される方も多いかと思いますので、上手にオンライン面接を利用していただければ、と思います。見通しが立ちにくい現状だからこそ、ご本人おひとりやご家族の中だけで悩みを抱え込まずに、経験豊かな専門家がお手伝いさせていただきたいと思っております。

Web相談について

サイコセラピィ


 上でご紹介したアセスメントの最後には、その方に合った環境調整の工夫や情緒の調整の工夫についてガイダンスをいたします。それを受けて、日常生活にうまくいかしていかれる方もおられますが、一人ではまだ自信がなく、もう少し手助けが必要と感じられる方におすすめします。

 このコースでは、公認心理師との面接の中で、ご本人の日常生活でのお困り事を一緒に整理し、ご本人に合った問題解決に向けた日常生活の工夫を実践していくことになります。例えば、イライラしやすい、不安が高まりやすい気持ちを落ち着かせたい、上手く切り替えたいという方に、気持ちの数値化や呼吸法など具体的な方法を、時に体験を通してお伝えいたします。

 サイコセラピィのセッションでは、リラクゼーション、マインドフルネス、行動や認知の分析など、認知行動療法的アプローチを取り入れて、ご自身がご自宅でも練習していただけるようお手伝いいたします。お一人おひとりのサイコセラピィの内容は、当クリニックでのアセスメント結果をもとに医師を含む多職種チームでしっかりと議論した羅針盤に即して、ご本人のご希望に沿ってテーラーメイドで作成いたします。ご自宅で振り返りやすいように、資料もお一人ずつ作成し、ご提供いたします。

 治療のゴールは、「困った問題をなくす」ことではなく、ご自身の特性を最大限に活かしながら、ご自身が目指す生活や目標の達成に近づいていくことを治療のゴールとして設定します。不安やこだわりに振り回されないで、その人らしい、より実りある人生を歩むためのお手伝いを目指しています。

 心理士が一方的に指導するものではないため、心理士からの説明を理解し、実行しようとすることのできる段階の方を対象とします。これらの条件に当てはまるのであれば、小学校高学年のお子さまからもサイコセラピィは利用可能であると考えます。(診療費用はこちら

ペアレント・トレーニング


 上でご紹介したアセスメントの最後には、お子さまへのかかわり方や日常生活での環境調整の工夫についてガイダンスをいたします。ご両親がお子さまの特性に合ったかかわり方に慣れていかれると、お子さまの情緒は安定し、行動の変化も見えてくることでしょう。それでもお子さまの問題が顕著な場合、すぐに変化が見えにくく、不安になってしまうかもしれません。

 このコースは、お子さまのアセスメント結果にもとづいて作成された羅針盤を手にされ、あらたな親子関係を築こうとされているご両親の子育てをサポートするために、心理士がご両親の気持ちを大事に、親子間で起きた出来事をていねいにふりかえりながら、そこで起きていることを一緒に考え、整理するお手伝いをします。親子関係をより良いものとするために、お子さまがどう考え、どう感じているのか、一緒に考えながら、効果的なペアレンティングの変容をサポートいたします。そうするなかで、これまで気づかなかったお子さまの気持ちや成長に気づくきっかけとなることでしょう。(診療費用はこちら

 こちらのペアレント・トレーニングでは、心理士とご両親のみでの面談を想定しております。お子さまを含めての来院相談をお考えの場合には、院長と心理士のチームでの診察/家族相談をご利用ください。

企業コンサルテーションなど


 事業主が雇用する障害者へ合理的配慮を行うことが義務化されました。発達障害の方が安定した精神状態で得意な能力を最大限に発揮し、職場に貢献できるためには、その方の障害特性を的確に把握することが必要不可欠です。発達障害と一言で言っても、その特性の程度や種類については個人差が大きいため、きちんとしたアセスメントに基づいて、職場内での調整や工夫が必要です。

 当クリニックでは、発達障害の方への職場での対応や勤務の見直しなどについて、精神科医と心理士によるコンサルテーションを提供いたします。企業以外でも、医療相談機関や福祉施設、教育機関などのご利用者さまで発達障害のある方について、その方が当クリニックを受診されたかどうかにかかわらず、コンサルテーションをお受けいたしております。

 また発達障害の方のための商品開発などにあたって、専門家の意見を聞きたいというご要望に対しても、コンサルテーションをお受けいたします。

 当クリニックにご来院いただく形でも、オンラインでも承ります。当クリニックの院長および心理士の多職種チームの専門的観点から助言をいたします。